965 おさかなくわえた名無しさん 05/01/05 00:42:21 ID:GBRZmwgx
小学校時代に放映していた、某変身物の少女向けアニメ。
ある日、クラスで何気なく
「○○(アニメのタイトル)大好き~!●●(ヒロインの名)って
実在するよね!私は信じてるもん!」
軽いジョークのつもりで、一部の人に言いました。
本当に冗談だったんです。
そもそも、そんなアニメたいして好きじゃなかったし。
しかし、その日のうちに私は「●●を熱狂的に愛する女」として
名を馳せてしまいました。
ちなみに、●●はある動物のキャラクターです。
その動物のキーホルダーやらを持っている子は、それを私にみせびかし
「名無し~、みろよ。リアル●●だぜ~。欲しいかぁ?」
とからかいます。
額に青筋が浮かびましたが、しかし私はサービス精神旺盛な子でした。
「キャー、●●だ~!欲しい~」
「馬鹿じゃねーの、●●なんてただのアニメで実在しないじゃん」
「いるもん!●●は本当にいるんだもん!困った時はすぐに
助けてくれるんだもん!」
それから一年半、私は●●教信者として、皆さんのご期待に
沿って生活しました。
図画の提出物は全部●●で統一。
学年やクラスの壁を越えて噂は広まり、下級生からもからかわれました。
クラスの正義感の強い一団が立ち上がり
「名無しさんの目を覚ましてあげるべきか否か」
で学級会が開かれたこともあります。
そして、一年半が過ぎた小6の秋。とうとう耐えきれなくなり
クラス全員の前で
「本当は●●なんか好きじゃありませんので」
とカミングアウト。
翌日から誰も口を聞いてくれなくなった。
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